2015年発表会お疲れ様でした
昨日、2015年度の市川亮平クラシックギター教室ならびに杉山ギター教室の合同発表会が無事終わりました。
ご参加下さった皆様、ご来場下さった皆様、ご後援下さったクラシックギター教室専門店のメディアカーム様、アナウンサーのMさん、そして杉山ギター教室の杉山先生、誠にありがとうございました。
前日が雨でどうなるかと思いましたが、当日は晴天に恵まれ、
とても運が良かったです。
今回、日頃の練習の成果が遺憾なく発揮できた方、残念ながら納得のいく演奏の出来なかった方、
様々いらっしゃったと思います。
ただ、全ての方がレッスンや、お渡ししたCDを使って学んで頂いた音楽的表現を、
聞いて下さる方に伝えようとしていらっしゃったのを感じました。
今回ご参加の方、レッスンでは皆さんほぼ完璧に目標となる演奏をしておりました。
ミスがあったとしたら、そうならない様な練習方法を提示できなかった私の責任です。
曲を弾くための技術も表現も、緊張しても弾けるような対策も万全だと考えていたのですが、
考えが及ばなかった様です。
もういくつか新しい対策を考え始めたので、
次回は必ず皆さん全員が納得のいく演奏が出来るよう、更に精進したいと思います。
でも、舞台というのは何が起こるかわかりませんからね。
講師なのに病気で11ヶ月ぶりに舞台に上がって、久しぶりに弾いていたら楽しくなって楽譜を見失ってしまったりとか・・・
都合により参加できない方の代わりに弾いたのに、間違ってしまって本当に申し訳御座いません。
でも、年々レベルが上がってきてとても嬉しく思います。
発表会が終わったその日の夜は満足して、なかなか眠れず皆さんの演奏を聞いていました。
それから、発表会10日前位の直前の時期に、新しいレッスン用の機材を思いつき、レッスンで試しましたが、
とても効果があったので12月までに機材を揃え、各教室に設置しようかと思います。
2週間前位に新しい教材も作り、試しましたがそれもかなり効果がありました。
教材は以前からやって頂いている左手の上下移動の第4段階め。
この練習でようやく楽譜を使うことになります。
説明動画
この練習を実際に生徒さんにやってもらいました。
動画に出てくる説明文がある楽譜は、事情があってしばらく公開は控えさせて頂きます。
生徒さんにはメールでPDFファイルを配布予定です。
新機材も同様の形でお知らせいたします。
上下移動第5段階は現在取り組んでいる曲で行うのが良いかと思いますが、
小学5年生の女の子のレッスン用に編曲した大きな古時計をサンプルとして用意しました。
そんなに難しくないので、5段階1つ目の課題としては良いかもしれません。
以下に、掲載をご許可下さった方々のお写真と演奏動画を貼らせて頂きます。
今年もそうでしたが、初参加の方にとって服装や演奏の姿、選曲などで
とても参考になるので有り難いです。
お礼と言うわけではないですが、動画を貼らせて頂いた方にはコメントを書いていこうかと思います。
今回の動画は昨年より高画質の設定で60FPSで撮り、編集しました。
youtube にあげる際は29FPSに編集していますが、昨年より高画質で再生できると思います。
ただ画質を優先すると、20分毎に録画ボタンを押しなおさなければいけないので、
進行が全体的に遅くなってしまったと反省しております。
youtubeの画質設定を1080HDにすれば、パソコンの全画面でもある程度画質をキープできるので、
来年もこの設定で行い、カメラとレコーダー担当の方を雇おうかと思います。
ボランティアでやってくださると申し出て下さった方もいたのですが、きちんと運営費から謝礼は払います。
その代わり、当日以外に30分の研修を2回受けて頂く事になります。
今年は2万円ほど黒字だったので、来年も今年と同じ規模で出来れば良いなあ。
パソコンでYoutubeのサイトで全画面で見る際は、画面右下のyoutubeをクリックした後、
写真の歯車の部分をクリックし
1080HDに画質を設定してご覧ください。
0,005秒単位で音声と動画を調整し重ねましたが、それ以上は私の動画編集ソフトでは不可能なため、微妙にずれていたらご容赦下さい。
小学3年生 F.ソル作曲 魔笛の主題による序奏と変奏 ギター暦・レッスン暦2年と8ヶ月
この子は結構昔からレッスンしており、きちんと調べたら今回の発表会でレッスンを始めて2年と8ヶ月になります。
今年の7月半ばに楽譜を渡して練習を始めたので、序奏、変奏全て弾くのは難しいと思い、テーマと変奏を3つ位弾いてもらう予定だったのですが、ギリギリ間に合って全て弾くことができました。
もっと速く弾いたほうが良い変奏も有ると思いますが、音楽性を重視してまだ速度を上げるのは控えました。
https://ichikawacgt.seesaa.net/article/201509article_1.htmlで、うちの生徒さん以外は分けがわからないであろう資料を作ったりしていましたが、今回この基礎練習を全て身につけてもらいました。
それをやらなかったら多分ここまで弾けなかったと思います。
今回は、譜読みよりも音楽的表現を教えることに頭を使いました。
発表会直前で、表現の部分で伸び悩んでいたこの子に、どうしたらそれを克服出来る練習ができるか、
暇な時にずっと考えていたら新機材を使うことに思い至りました。
この機材を設置すれば、今までのレッスンの内容が一気に1.3倍位はレベルアップすると思います。
思いつかせてくれてありがとうございます。
この曲は半年後までに仕上げれば良いので、ちょっと寝かせて、次は椿姫の主題による幻想曲です。
もう2ヶ月前位から準備しているので、行けるんじゃないかなと思いますがどうでしょう。
とりあえずDドロップチューングもすぐでき、下の問題も間違いなく弾けるようになりました。
http://www.ichikawa-cgt.com/codetubaki
椿姫はトレモロがあるので、築いてきたトレモロの練習方法をこの子にやってもらい、
上手くいったら資料と動画を作る予定です。
F.タレガ作曲 アラビア風奇想曲 ギター暦? レッスン暦2年8ヶ月
この方も魔笛の子と同じ時期から習い始めました。
昔クラシックギターをやっていたそうで、ある程度弾ける状態で習い始めましたが、
最初からこのアラビア風奇想曲を弾くことを目的としていらっしゃいました。
始めはカルカッシのエチュード1番から・・・着実に進んでいってとうとう今回目標の曲でのご参加となりました。
この曲は高い技術も必要なのですが、特に強弱と緩急と間が大事な曲で、それを身につけて頂けるかどうかが鍵でした。
今回それを達成できたのではないかと思います。
ご本人はあまり演奏に納得していらっしゃらないようでしたが、私はこう表現したいというのが伝わってくる、
とても良い演奏だったと思います。
今回うちの教室の生徒さんには目標となる表現の参考になるような演奏をテンポをいくつか変えて私が録音し、
動画やCDにしてお渡ししましたが、この方だけは既に自分の音楽があったのでそれを行いませんでした。
レッスンでいくつかは修正しましたが、オリジナルの表現がここまで出来るのは素晴らしいです。
レッスンではミスも少なく、舞台での精神状態が安定するようなレッスンを私が心がければ、
来年は更に素晴らしい演奏が出来ると思いますので、今から楽しみです。
L.ブローウェル 11月のある日 エレキギター暦2年半 クラシックギターレッスン暦6ヶ月
この方はクラシックギター暦は浅いのですが、エレキギター経験が数年有り、
初めからカルカッシのエチュード1番位は弾けていました。
ただ、音符にまだ不慣れでこれからしばらくそちらをしっかり勉強して頂きつつ、
曲に取り組んでもらおうかと思います。
この曲は音符のみの楽譜で練習してきたので、もう不慣れとはいえないかもしれません。
音符の勉強系は教材を作りまくっているので、そのあたりは心配要りません。
この演奏を聴いて下さった方はわかると思いますが、表現がとても豊かです。
今皆さんに取り組んでいただいてるナチュラルデクレッシェンドをかなり早く物にしていらして、
エレキギターもお上手だったのでしょうが、クラシックギターがこの方には合っていたんじゃないかと思います。
本日のレッスンで、来年はヴァイスのファンタジーを弾きましょうと、来年の曲も決めたので、
そこをゴールに1年間どうレッスンを組み立てていくか今から考えています。
幼稚園年長 アイルランド民謡 ロンドンデリーの歌 ギター暦・レッスン暦6ヶ月
使用楽譜はこちらです
ここにこの子の為に作った説明と演奏動画も載せました。
説明動画の私の服装がだらしなくてすみません・・・
転回型に違和感を感じるかもしれません。
低音を開放弦で弾くためにそうしました。
初めて2つの音を同時に弾く曲としてレッスンで使えると思ったので、カルカッシまでの教材に組み込みました。
この子は動画をご覧の通り、舞台に強いというか、少し詰まっても慌てる様子もなく、将来大物になりそうです。
今は弾くことを楽しんでもらいつつ、音符の勉強と基本的なテクニックを学んでもらい、
1年生に上がったくらいから、本格的に基礎を教えようかと思います。
ギターを続けたらきっと上手くなるでしょう。
本当に楽しみです。
小学1年生 武井 守成作曲 落ち葉の精 ギター暦・レッスン暦7ヶ月
この子は非常に頭がよく、小1なのに難しい漢字が読めてまずそれに驚きました。
レッスンでも私が説明したことでわからない事があると論理的に解釈しようと質問してくれて、
私のレッスンに慣れたら加速度的に上手くなるだろうなと思いました。
今回のスラー、セーハ、ハイポジションといった課題が1曲に詰まっているこの曲に挑戦しましたが、
見事に弾ききってくれました。
あとは私が彼の個性に合わせてどれだけレッスンできるかが上達の鍵だと思います。
頑張ります。
小学5年生 J.A.ロジー作曲 パルティータイ短調より サラバンド、カプリチオ ギター暦・レッスン暦7ヶ月
この子も非常に頭が良く、ここにあげたカルカッシのエチュードまでの曲を5ヶ月で終え、今回この曲に挑戦することとなりました。
カプリチオは少し遅めですが、表現を優先して私がこの速さで弾くようにお願いしました。
今後3ヶ月程基礎を徹底的にやる予定ですが、どれくらい伸びるかちょっと判断が付かないレベルです。
基礎は退屈だと思いますが、基礎を徹底的に行うとどうなるか、魔笛を弾いた子を同じ楽屋で見ていたと思うので、
真剣に取り組んでくれるのではないかと思います。
小学3年生 M.ジュリアーニ作曲 ラ・メランコニア ギター暦1年8ヶ月 レッスン暦1年4ヶ月
この子は演奏がダイナミックで音量の表現の幅が非常に優れていて、それは物凄い武器だと思います。
今回魔笛を弾いた子が昔コンクールに出た際、同年代で怖いと思うのが、
ご両親のどちらかがギターの先生で、毎日レッスンを受けられる環境の子だと考えていました。
この子のお父様も私にギターを習っていて、レッスンの理解も高く、
毎日ではないですが、この子の家での練習で間違っている部分を修正してくださっているそうで、
私に頻繁に習っているのに近い環境で練習していることになります。
それが、急成長の大きな理由だと思います。
このラ・メランコニアは技術・表現・曲の魅力を考えると、
ジュニアのギターコンクールの小学校低学年の部で弾くには最適な曲の1つだと思っていましたが、
彼女の演奏を聞いて、改めてその考えは間違っていないと思いました。
上達も速く、魅力的な演奏も出来るのですが、やはりギター暦が短いため、
今後2,3ヶ月か、もしかしたら半年ほど、カルカッシのエチュードや
もっとシンプルな基礎を身につけてもらおうかと思います。
そうしたら魔笛に入るか、この子の好み的に序奏とロンド当たりが良いかもしれません。
以上、掲載許可を頂けた方の2015年発表会の写真・動画になります。
ご許可下さった皆様、本当にありがとう御座います。
今も動画を見ていたら、習い始めて間もない子達までお辞儀がとても綺麗で、嬉しくなりました。
合同で発表会をさせていただいた杉山先生のお教室の演奏動画がこちらでご覧頂けます。
私も昔エレキギターを弾いていたのですが、また弾きたくなりました。
生徒さんの演奏紹介ページ http://members3.jcom.home.ne.jp/sugi190/student.html
杉山先生の演奏 http://members3.jcom.home.ne.jp/sugi190/performance.html
今回のDVD・BR、と写真も完成しましたので、順次レッスンでお渡ししていきます。
ディスクは2枚。
1枚は通常のプレーヤやパソコンで見られるもので、皆さんの演奏を見られます。
もう1枚はご本人のみの演奏動画のデータと写真データが入っております。
今回の記念品はバンドファイルという、ファイルに楽譜を挿し込んでも書き込みが出来る優れものです。
年末までに初心者からカルカッシのエチュードまでの教材の最後の1曲、
ナチュラルデクレッシェンドの練習曲を作ろうと思います。
上でご紹介した魔笛、アラビア風奇想曲、11月のある日、ラ・メランコニアを弾いた方々には曲でそれを表現してもらっています。
プライバシーに関わるため掲載は出来ませんが、今回参加した皆様大なり小なりその表現が出来ていました。
これが将来的に個性的な演奏を獲得する鍵だと思うので、早く曲を作りたいです。
1年ほど前から、そういえば師である荘村先生の技術や表現を0から学んだ人っていないなと頭に浮かんで、
不肖の弟子としてそれを残したいと思い、現在進行形で私なりにアレンジしつつ生徒さんに伝えているつもりです。
10年か20年かあるいはもっと時間はかかるかも知れませんが、
なんだか素晴らしいことになりそうでわくわくしています。
まあ先生はクラシックギター界の第一線で何十年も活躍されていらっしゃる方で、自分は割りと東京音大ギター科でも落ちこぼれだったので、上手くいくかわかりませんが・・・
でも今回はそういう手ごたえが感じられた発表会でした。
ご参加の皆様、ご来場の皆様、来年は更に良い環境を目指して精進しますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
実は来年の発表会会場予約も既に終えております。
10月8日(土)です。
会場は同じさいたま市文化センター小ホールです。
ただ、祝日でも木曜日ということで、お仕事の方もいらっしゃったり、仕事の都合で夏休みをずらしてとり、
9月のこの時期にご旅行にいかれる方もいらっしゃると思います。
もし4月頭までに2016年10月・11月の日曜で、キャンセルによる空きを見つけたら、
9月22日をキャンセルしてそちらに変更する予定です。
4月頭を過ぎるとキャンセル料が発生するので、
それまでに空きが見つけられなかったら、9月22日で決定となります。
発表会の時期が遅くなることは有るかもしれませんが、早くなることは無いとお考えください。
以下はより良い運営を行うための自分用のメモです。
集合写真はリハーサル後、本番前に撮影。
カメラと録音機材を操作して頂ける人を雇う。
進行はスムースに。
精神的な部分で緊張を克服する方法を早急に見つける。
DVDはAVCHD1920×1080 59.94iで作成(Edius neo 3.5だとブルーレイ、DVDどちらも作成可)
動画はVBRでレンダリング
ご参加下さった皆様、ご来場下さった皆様、ご後援下さったクラシックギター教室専門店のメディアカーム様、アナウンサーのMさん、そして杉山ギター教室の杉山先生、誠にありがとうございました。
前日が雨でどうなるかと思いましたが、当日は晴天に恵まれ、
とても運が良かったです。
今回、日頃の練習の成果が遺憾なく発揮できた方、残念ながら納得のいく演奏の出来なかった方、
様々いらっしゃったと思います。
ただ、全ての方がレッスンや、お渡ししたCDを使って学んで頂いた音楽的表現を、
聞いて下さる方に伝えようとしていらっしゃったのを感じました。
今回ご参加の方、レッスンでは皆さんほぼ完璧に目標となる演奏をしておりました。
ミスがあったとしたら、そうならない様な練習方法を提示できなかった私の責任です。
曲を弾くための技術も表現も、緊張しても弾けるような対策も万全だと考えていたのですが、
考えが及ばなかった様です。
もういくつか新しい対策を考え始めたので、
次回は必ず皆さん全員が納得のいく演奏が出来るよう、更に精進したいと思います。
でも、舞台というのは何が起こるかわかりませんからね。
講師なのに病気で11ヶ月ぶりに舞台に上がって、久しぶりに弾いていたら楽しくなって楽譜を見失ってしまったりとか・・・
都合により参加できない方の代わりに弾いたのに、間違ってしまって本当に申し訳御座いません。
でも、年々レベルが上がってきてとても嬉しく思います。
発表会が終わったその日の夜は満足して、なかなか眠れず皆さんの演奏を聞いていました。
それから、発表会10日前位の直前の時期に、新しいレッスン用の機材を思いつき、レッスンで試しましたが、
とても効果があったので12月までに機材を揃え、各教室に設置しようかと思います。
2週間前位に新しい教材も作り、試しましたがそれもかなり効果がありました。
教材は以前からやって頂いている左手の上下移動の第4段階め。
この練習でようやく楽譜を使うことになります。
説明動画
この練習を実際に生徒さんにやってもらいました。
動画に出てくる説明文がある楽譜は、事情があってしばらく公開は控えさせて頂きます。
生徒さんにはメールでPDFファイルを配布予定です。
新機材も同様の形でお知らせいたします。
上下移動第5段階は現在取り組んでいる曲で行うのが良いかと思いますが、
小学5年生の女の子のレッスン用に編曲した大きな古時計をサンプルとして用意しました。
そんなに難しくないので、5段階1つ目の課題としては良いかもしれません。
以下に、掲載をご許可下さった方々のお写真と演奏動画を貼らせて頂きます。
今年もそうでしたが、初参加の方にとって服装や演奏の姿、選曲などで
とても参考になるので有り難いです。
お礼と言うわけではないですが、動画を貼らせて頂いた方にはコメントを書いていこうかと思います。
今回の動画は昨年より高画質の設定で60FPSで撮り、編集しました。
youtube にあげる際は29FPSに編集していますが、昨年より高画質で再生できると思います。
ただ画質を優先すると、20分毎に録画ボタンを押しなおさなければいけないので、
進行が全体的に遅くなってしまったと反省しております。
youtubeの画質設定を1080HDにすれば、パソコンの全画面でもある程度画質をキープできるので、
来年もこの設定で行い、カメラとレコーダー担当の方を雇おうかと思います。
ボランティアでやってくださると申し出て下さった方もいたのですが、きちんと運営費から謝礼は払います。
その代わり、当日以外に30分の研修を2回受けて頂く事になります。
今年は2万円ほど黒字だったので、来年も今年と同じ規模で出来れば良いなあ。
パソコンでYoutubeのサイトで全画面で見る際は、画面右下のyoutubeをクリックした後、
写真の歯車の部分をクリックし
1080HDに画質を設定してご覧ください。
0,005秒単位で音声と動画を調整し重ねましたが、それ以上は私の動画編集ソフトでは不可能なため、微妙にずれていたらご容赦下さい。
小学3年生 F.ソル作曲 魔笛の主題による序奏と変奏 ギター暦・レッスン暦2年と8ヶ月
この子は結構昔からレッスンしており、きちんと調べたら今回の発表会でレッスンを始めて2年と8ヶ月になります。
今年の7月半ばに楽譜を渡して練習を始めたので、序奏、変奏全て弾くのは難しいと思い、テーマと変奏を3つ位弾いてもらう予定だったのですが、ギリギリ間に合って全て弾くことができました。
もっと速く弾いたほうが良い変奏も有ると思いますが、音楽性を重視してまだ速度を上げるのは控えました。
https://ichikawacgt.seesaa.net/article/201509article_1.htmlで、うちの生徒さん以外は分けがわからないであろう資料を作ったりしていましたが、今回この基礎練習を全て身につけてもらいました。
それをやらなかったら多分ここまで弾けなかったと思います。
今回は、譜読みよりも音楽的表現を教えることに頭を使いました。
発表会直前で、表現の部分で伸び悩んでいたこの子に、どうしたらそれを克服出来る練習ができるか、
暇な時にずっと考えていたら新機材を使うことに思い至りました。
この機材を設置すれば、今までのレッスンの内容が一気に1.3倍位はレベルアップすると思います。
思いつかせてくれてありがとうございます。
この曲は半年後までに仕上げれば良いので、ちょっと寝かせて、次は椿姫の主題による幻想曲です。
もう2ヶ月前位から準備しているので、行けるんじゃないかなと思いますがどうでしょう。
とりあえずDドロップチューングもすぐでき、下の問題も間違いなく弾けるようになりました。
http://www.ichikawa-cgt.com/codetubaki
椿姫はトレモロがあるので、築いてきたトレモロの練習方法をこの子にやってもらい、
上手くいったら資料と動画を作る予定です。
F.タレガ作曲 アラビア風奇想曲 ギター暦? レッスン暦2年8ヶ月
この方も魔笛の子と同じ時期から習い始めました。
昔クラシックギターをやっていたそうで、ある程度弾ける状態で習い始めましたが、
最初からこのアラビア風奇想曲を弾くことを目的としていらっしゃいました。
始めはカルカッシのエチュード1番から・・・着実に進んでいってとうとう今回目標の曲でのご参加となりました。
この曲は高い技術も必要なのですが、特に強弱と緩急と間が大事な曲で、それを身につけて頂けるかどうかが鍵でした。
今回それを達成できたのではないかと思います。
ご本人はあまり演奏に納得していらっしゃらないようでしたが、私はこう表現したいというのが伝わってくる、
とても良い演奏だったと思います。
今回うちの教室の生徒さんには目標となる表現の参考になるような演奏をテンポをいくつか変えて私が録音し、
動画やCDにしてお渡ししましたが、この方だけは既に自分の音楽があったのでそれを行いませんでした。
レッスンでいくつかは修正しましたが、オリジナルの表現がここまで出来るのは素晴らしいです。
レッスンではミスも少なく、舞台での精神状態が安定するようなレッスンを私が心がければ、
来年は更に素晴らしい演奏が出来ると思いますので、今から楽しみです。
L.ブローウェル 11月のある日 エレキギター暦2年半 クラシックギターレッスン暦6ヶ月
この方はクラシックギター暦は浅いのですが、エレキギター経験が数年有り、
初めからカルカッシのエチュード1番位は弾けていました。
ただ、音符にまだ不慣れでこれからしばらくそちらをしっかり勉強して頂きつつ、
曲に取り組んでもらおうかと思います。
この曲は音符のみの楽譜で練習してきたので、もう不慣れとはいえないかもしれません。
音符の勉強系は教材を作りまくっているので、そのあたりは心配要りません。
この演奏を聴いて下さった方はわかると思いますが、表現がとても豊かです。
今皆さんに取り組んでいただいてるナチュラルデクレッシェンドをかなり早く物にしていらして、
エレキギターもお上手だったのでしょうが、クラシックギターがこの方には合っていたんじゃないかと思います。
本日のレッスンで、来年はヴァイスのファンタジーを弾きましょうと、来年の曲も決めたので、
そこをゴールに1年間どうレッスンを組み立てていくか今から考えています。
幼稚園年長 アイルランド民謡 ロンドンデリーの歌 ギター暦・レッスン暦6ヶ月
使用楽譜はこちらです
ここにこの子の為に作った説明と演奏動画も載せました。
説明動画の私の服装がだらしなくてすみません・・・
転回型に違和感を感じるかもしれません。
低音を開放弦で弾くためにそうしました。
初めて2つの音を同時に弾く曲としてレッスンで使えると思ったので、カルカッシまでの教材に組み込みました。
この子は動画をご覧の通り、舞台に強いというか、少し詰まっても慌てる様子もなく、将来大物になりそうです。
今は弾くことを楽しんでもらいつつ、音符の勉強と基本的なテクニックを学んでもらい、
1年生に上がったくらいから、本格的に基礎を教えようかと思います。
ギターを続けたらきっと上手くなるでしょう。
本当に楽しみです。
小学1年生 武井 守成作曲 落ち葉の精 ギター暦・レッスン暦7ヶ月
この子は非常に頭がよく、小1なのに難しい漢字が読めてまずそれに驚きました。
レッスンでも私が説明したことでわからない事があると論理的に解釈しようと質問してくれて、
私のレッスンに慣れたら加速度的に上手くなるだろうなと思いました。
今回のスラー、セーハ、ハイポジションといった課題が1曲に詰まっているこの曲に挑戦しましたが、
見事に弾ききってくれました。
あとは私が彼の個性に合わせてどれだけレッスンできるかが上達の鍵だと思います。
頑張ります。
小学5年生 J.A.ロジー作曲 パルティータイ短調より サラバンド、カプリチオ ギター暦・レッスン暦7ヶ月
この子も非常に頭が良く、ここにあげたカルカッシのエチュードまでの曲を5ヶ月で終え、今回この曲に挑戦することとなりました。
カプリチオは少し遅めですが、表現を優先して私がこの速さで弾くようにお願いしました。
今後3ヶ月程基礎を徹底的にやる予定ですが、どれくらい伸びるかちょっと判断が付かないレベルです。
基礎は退屈だと思いますが、基礎を徹底的に行うとどうなるか、魔笛を弾いた子を同じ楽屋で見ていたと思うので、
真剣に取り組んでくれるのではないかと思います。
小学3年生 M.ジュリアーニ作曲 ラ・メランコニア ギター暦1年8ヶ月 レッスン暦1年4ヶ月
この子は演奏がダイナミックで音量の表現の幅が非常に優れていて、それは物凄い武器だと思います。
今回魔笛を弾いた子が昔コンクールに出た際、同年代で怖いと思うのが、
ご両親のどちらかがギターの先生で、毎日レッスンを受けられる環境の子だと考えていました。
この子のお父様も私にギターを習っていて、レッスンの理解も高く、
毎日ではないですが、この子の家での練習で間違っている部分を修正してくださっているそうで、
私に頻繁に習っているのに近い環境で練習していることになります。
それが、急成長の大きな理由だと思います。
このラ・メランコニアは技術・表現・曲の魅力を考えると、
ジュニアのギターコンクールの小学校低学年の部で弾くには最適な曲の1つだと思っていましたが、
彼女の演奏を聞いて、改めてその考えは間違っていないと思いました。
上達も速く、魅力的な演奏も出来るのですが、やはりギター暦が短いため、
今後2,3ヶ月か、もしかしたら半年ほど、カルカッシのエチュードや
もっとシンプルな基礎を身につけてもらおうかと思います。
そうしたら魔笛に入るか、この子の好み的に序奏とロンド当たりが良いかもしれません。
以上、掲載許可を頂けた方の2015年発表会の写真・動画になります。
ご許可下さった皆様、本当にありがとう御座います。
今も動画を見ていたら、習い始めて間もない子達までお辞儀がとても綺麗で、嬉しくなりました。
合同で発表会をさせていただいた杉山先生のお教室の演奏動画がこちらでご覧頂けます。
私も昔エレキギターを弾いていたのですが、また弾きたくなりました。
生徒さんの演奏紹介ページ http://members3.jcom.home.ne.jp/sugi190/student.html
杉山先生の演奏 http://members3.jcom.home.ne.jp/sugi190/performance.html
今回のDVD・BR、と写真も完成しましたので、順次レッスンでお渡ししていきます。
ディスクは2枚。
1枚は通常のプレーヤやパソコンで見られるもので、皆さんの演奏を見られます。
もう1枚はご本人のみの演奏動画のデータと写真データが入っております。
今回の記念品はバンドファイルという、ファイルに楽譜を挿し込んでも書き込みが出来る優れものです。
年末までに初心者からカルカッシのエチュードまでの教材の最後の1曲、
ナチュラルデクレッシェンドの練習曲を作ろうと思います。
上でご紹介した魔笛、アラビア風奇想曲、11月のある日、ラ・メランコニアを弾いた方々には曲でそれを表現してもらっています。
プライバシーに関わるため掲載は出来ませんが、今回参加した皆様大なり小なりその表現が出来ていました。
これが将来的に個性的な演奏を獲得する鍵だと思うので、早く曲を作りたいです。
1年ほど前から、そういえば師である荘村先生の技術や表現を0から学んだ人っていないなと頭に浮かんで、
不肖の弟子としてそれを残したいと思い、現在進行形で私なりにアレンジしつつ生徒さんに伝えているつもりです。
10年か20年かあるいはもっと時間はかかるかも知れませんが、
なんだか素晴らしいことになりそうでわくわくしています。
まあ先生はクラシックギター界の第一線で何十年も活躍されていらっしゃる方で、自分は割りと東京音大ギター科でも落ちこぼれだったので、上手くいくかわかりませんが・・・
でも今回はそういう手ごたえが感じられた発表会でした。
ご参加の皆様、ご来場の皆様、来年は更に良い環境を目指して精進しますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
実は来年の発表会会場予約も既に終えております。
10月8日(土)です。
会場は同じさいたま市文化センター小ホールです。
ただ、祝日でも木曜日ということで、お仕事の方もいらっしゃったり、仕事の都合で夏休みをずらしてとり、
9月のこの時期にご旅行にいかれる方もいらっしゃると思います。
もし4月頭までに2016年10月・11月の日曜で、キャンセルによる空きを見つけたら、
9月22日をキャンセルしてそちらに変更する予定です。
4月頭を過ぎるとキャンセル料が発生するので、
それまでに空きが見つけられなかったら、9月22日で決定となります。
発表会の時期が遅くなることは有るかもしれませんが、早くなることは無いとお考えください。
以下はより良い運営を行うための自分用のメモです。
集合写真はリハーサル後、本番前に撮影。
カメラと録音機材を操作して頂ける人を雇う。
進行はスムースに。
精神的な部分で緊張を克服する方法を早急に見つける。
DVDはAVCHD1920×1080 59.94iで作成(Edius neo 3.5だとブルーレイ、DVDどちらも作成可)
動画はVBRでレンダリング
この記事へのコメント
今回は仕事で参加できず残念でしたが、先生がマリアルイサを演奏なさっていたので、
私もちょっとだけ出演した気分を味わっております。笑
参加された皆さんどなたもお上手で、私ももっと練習してこのくらい堂々と弾けるようになりたいですね~。
発表会の様子をお知らせ頂きありがとうございました!今後ともよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
そう言って頂けると、とても嬉しいです。
今から皆さんのレッスンの組み立てを考えているので、来年ご参加頂けたらきっと満足できる演奏になると思います。
こちらこそ今後とも宜しくお願い致します。