メディア・カームさんのチューニングレッスン
昨年3月頃、いつもお世話になっているお茶の水のクラシックギター専門店メディア・カームを訪れた時、代表の方からチューニングに関してまとめた資料を頂きました。
現在長野の飯山に来ているので枚数の確認ができないのですが、A4サイズの資料で13枚くらいだった気がします。
凄いなー、と読み込んでいたところ、当時私が「何故かわからないがとても良い音が出るポイントがあるぞ、なんでだろう」という疑問の理由っぽいことが書いてあるような箇所が。
これについてずっと気になっていたのですが、その後慢性的な頭痛やら仕事、楽曲分析で時間が作れず先延ばしになってしまいました。
昨年12月に生徒さんがギターを購入したいという事で都内のクラシックギター専門店のサイトなどをまとめていたところ、そのメディア・カームさんが「ギターを購入する際に気を付ける事」「チューニングのやり方」の2つの講座を行うと知り、渡りに船だと申し込みました。
メディア・カームさんには、まだ私が東京音大に入る前から現在に至るまでお世話になっています。
伺う度にギターの事を教えて頂き前代表、現代表共にギターの万事(よろずごと)についての先生だと心の中でひそかに考えております。
私もクラシックギター教室の講師なので多少はギターについて知っていますが、レベルが違う。
安価な量産型ギターから高価な手工製ギターまで、多くの在庫を管理・メンテナンスし、販売のため不備がないかチェックし、製作家や製作会社と仕事で接し商談する、初心者からプロの演奏家までお客様の希望に副ったギターを選別する、といった経験の蓄積。
そりゃあ敵いません。
もちろんメディア・カームだけではなく全てのショップのスタッフの方々に対してそう考えております。
本当はそういう方々に並んで、或いは追い越すくらいの追及をしなければいけないと反省してます。
そんな方が体系的に講義をしてくれるという事でとてもわくわくしながら足を運びました。
参加者は私を含め3名。
内容の詳細は知的財産ですので書けませんが、非常に充実した内容でチューニングについて、音の響きについて、ギター購入やメンテナンスについて、意識が変わりました。
レッスンでも今回の体験について話して、機会があったらぜひ参加してみてください、とお伝えした方もいらっしゃると思います。
何人かの方は私の体験談を聞いて面白い!と良い反応をしてくださり、ぜひ続きも聞かせてくださいとのご意見を頂いたり。
そんなチューニングのレッスンを正式にメディア・カームさんが始めたらしいのでお知らせします。
こちらのホームページでレッスンについての告知をご覧いただけると思います。(2024年3月8日現在)
もし生徒さんで申し込む予定がありましたら、余裕があったらご一報ください。
準備なしでもとても有意義な時間が過ごせると思いますが、準備をして参加するとかなり効率的に学べると思います。
他にも「気軽に銘器を試奏できる会」や、弦交換の講座もちらっと告知を見たことがあります。
弦交換も興味があります。
それはなぜか。
「音が大きくなる、クリアになる」と紹介されたりするスーパーチップと呼ばれる商品があります。
確かに謳い文句の効果は感じるんだけれども、私はなぜそうなるかはわかりませんでした。
張力が強くなっているのだろうか、とはっきりしないまま使っていました。
良い機会だと12月の講座で質問したら、それについても理屈立てて説明して頂きました。
そんな方が講座のテーマとするくらいだからそちらもきっと面白い内容なんだろうと思います。
こちらは不定期なのか、試験的なものだったのかわかりませんが、イベントの告知を見かけたら参加したいなあ。
この記事へのコメント