aやっと着いた bお、届いてる cぎゃーす!
火曜から長野県の飯山市に行っていました。
両親もタイミングを合わせて行った妹も元気でいつも通りで何よりでした。
去年もそうでしたが飯山は今年も積雪が少なく、ふきのとうを採っている人も見かけました。
飯山には北陸新幹線で行くのですが、マメさんがこの冬の健康診断で4.82kgを記録し移動で中々疲れます。
冬越しのための栄養の蓄積なので仕方ないのですが、妹は猫じゃなくて狸みたいじゃないか、と言って運動させてくれました。
猫から狸に転職したマメさん。
夏はくびれも出来てシュッとして猫に戻ると思います。
冬は暖気が上に行くからか冷蔵庫の上に常駐するマメさん。
夜中マメさん用ご飯の扉を空けて猫用鰹節を盗み食いする様を妹に見つかったり、マタタビ盗み食い狂乱事件など今回も伝説を作りました。
そして市川家のセキュリティーレベルが1段階上がりました
母が畑のそばで採れたドクダミを乾燥させてお茶にしていましたが美味しくてびっくり。
名湯の子安温泉(下の写真)や野沢温泉に行きました。
あとは特に何もなく狐が遠くを走っているのを見たり、トンビが巣作りのため枝を加えて往復するのを30分くらい見ていたり、雀の夫婦?が家の前の木で巣作りをするのを見ていたり、キジがうちの畑を走っているのを見たり、無意味ですが春を感じる贅沢な時間を過ごしました。
飯山に行くと何故か炊飯器で低温調理チャーシューやらラーメンやらを作る私。
野菜と昆布と干しシイタケの出汁とチャーシューの漬けダレとラーメン作りにはまっていた際作った根昆布、焼きあご、干し貝柱、濃い口しょうゆで作ったカエシのスープが意外と美味しかった。
ノートPCを持って行き対位法の課題もしました。
短調のカデンツでも扱っているのでご存じの生徒さんも多いと思いますが、ドリアのⅣが発生する音型。
上段ソプラノ記号、下段ヘ音記号なので音名を振りました。
イ短調の課題です。
カデンツと共にイ短調の旋律的短音階を弾いている方は、上段ファ♯-ソ♯-ラの主音に向けて臨時記号が付き順次上行するのに違和感がないと思います。
私もそうだったのですが、和声を付けてみてイ短調のⅣの短和音(と推定される和音)が旋律的短音階上行によるファ♯で長和音(イ短調におけるドリアのⅣ)に意図せずなっており、「これがドリアのⅣの原型かな」と、また妄想が爆発してしまいました。
関係性の深い他調の和音を配置する事で調性にバリエーションを付ける借用和音。
私はバリエーションのため同主調長のⅣを使う事で長調の雰囲気を借りてくるのかと考えておりました。
それは正しいかもしれないし、あるいは今回の考えが正しいかもしれないし、ケースバイケースで両方が正しいのかもしれない。
奥が深いものです。
教本だとこの和音の代わりにこれも使えます。で終わるのですが、その起源を妄想するのは楽しいです。
あとは長3度の和音なのに暗さと言いますか、ある種の緊張を感じるので和声分析したらⅤのドミナントが当てはまりなるほどー、と納得したり。
私は感覚先行型と言いますか、理論より感覚が先に来てしまうのでその理由を考えてそれがわかると嬉しい。
飯山でリフレッシュして帰宅したら「バッハ平均律クラヴィーアⅠ 解釈と演奏法 市田儀一郎著 音楽之友社出版」が届いていました。
索引を含めると494ページという中々のボリュームです。
既に持っている2冊とあわせてフーガをしっかり勉強しようかと購入しました。
取りあえず分析した1巻第16番ト短調のフーガのページを見ると主題(S)がa-b-cの3つに分類されている…
私はご覧の通りa-bの2つ。
やってしまいましたなあ!
本当に恐ろしい事ですよこれは。
ここで間違うと全体で解釈がずれるので。
フーガ怖いと思いつつ、だからこそ面白い、そんな事を考えた早朝でした。
記事のタイトルは早朝のテンションで何となく3つの動機みたいな適当な感じです。
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