台本製作とリハーサル
5月25日のコンサートまで約2ヵ月となりました。
本日台本の下書きをし、リハーサルをしてみました。
今年の私はどうかしたのか準備が早い。
いつまた慢性的な頭痛が来るか怯え、できるだけやれる事は先にやっておこうというだけなんですが。
15分と言う時間の中で演奏もしつつ曲や楽曲分析の魅力を、
様々な年齢、音楽経験の方々にできるだけ伝わるように。
不要な所は削り、必要なら補足を入れ、過不足の無いものを目指します。
前回はシューマンのトロイメライをギターで弾き、4小節単位で分析やそれに基づく演奏表現の組み立てを最初から最後まで順に話したように記憶しています。
今回は違ったアプローチを目指しています。
有難いことに先生のお陰で前回よりも多くの視点で曲を分析できるようになったと思います。
その中から2つ、または3つの視点から曲を部分的に取り出し、その魅力をご紹介する予定です。
取りあえずいくつかピックアップして台本を書きました。
1.主音の低音保続部分に注目し、その低音を変える事で全体の雰囲気がどう変わるか。
2.リズム、あるいは音程的動機の区分が何をもたらすか。
3.効果的に使われる特定の音の動きを演奏表現としてどう処理したか。
4.和声分析と演奏表現
このあたりをそれぞれ簡潔に具体的な箇所に絞り、まとめてみました。
リーサルをしたところ
・自己紹介 1分
・上記4項目(+α)から3つ選び、比較演奏も含む各項目の説明 各3分計9分
・実際の演奏 5分弱
これで15分に収まります。
実際の舞台となるとマイクを置いたり持ったり、万が一チューニングで手間取るともう少しかかってしまう。
リピートしないで弾くか、説明項目を減らすか、説明文を削るか。
悩ましい所です。
メディア・カーム式チューニングの練習がここで役に立つかもしれない。
他にバッハのサラバンドのバリエーションを知るため、チェロ組曲やリュート組曲のサラバンドをあるだけ弾いたりしています。
また、本日朝頼んだ平均律クラヴィーア曲集第1巻の解釈・演奏法を書いた市田氏の解説付き「6つのフランス組曲」と「6つのパルティータ」の楽譜がもう届きました。有難いです。
一通りサラバンドの解説を読みながらそれぞれ聞いています。
それで新たな発見があり、当日皆さんにご紹介する項目の一つに加えるかもしれません。
そう言えば去年バロックダンスの教則的DVDを買って内容を全部文字起こしする、という訳の分からない事もしていましたね。
あれも何か役に立つかもしれません。
他にもやる事は色々ありますが、2ヵ月という期間を有効に使い皆様に楽しんで頂けるよう努めます。
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