8-1.5

先日の鈴木大介さんのコンサートを聴いてから、そこから受けた良い意味での「衝撃」のようなものが何をしても浮かんできて全ての事が手につかない状態になってしまいました。

練習していても楽曲分析をしていても集中できず、ぼーっと目の前の楽譜を30分くらい眺めながら考えてしまう。
多分普通のコンサートだったら「良いコンサートだったなあ」、と余韻に浸り「自分も頑張ろう」とまた日常に向かえると思うのですがそれが上手くできない。
何か大きく感じる部分があったのだけれども、それが上手く言葉にできない。
気が付くと考え続けてしまう。


これはいけないと、気持ちを切り替えるためにアマゾンプライムビデオで気になっていた「ドライブ・マイ・カー(インターナショナル版)」を観る事にしました。

非常にメッセージ性が高く、それを伝える構成、技巧がしっかりし、エネルギーに満ちた良い映画でした。
が、それは置いておきます。
その中で2時間12分あたり(良い映画なのでいきなりそこに飛ばない方が良いですよ)の岡田将生さんが演じる青年の言葉が目に留まり、もっとしっかりコンサートで受けた自分の感覚を理解しなければと考えをまとめる事に。

音、音色、声部、和音、解釈…と項目をワードに書きだして自分の受けた印象を書き込んでいきました。

するとどうやらこれが自分が受けた衝撃の理由かなあ、というものが少し浮かんできました。
それはまだ仮説に過ぎませんが、4月9日の第2夜までその仮説を元に練習したり色々な方の演奏を聴きイメージを作ってみます。
仮説は違っているかもしれませんが、それでまた消去法的に一歩進めるかと。

取りあえずそう言った作業でひとまず落ち着きましたが、コンサートを聴いて何日か何も手につかないというのはちょっと経験が無くてびっくりしました。
9日が楽しみです。

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