半畳の 雪の庵に 笑みこぼす
松が明けた今更で大変恐れ入ります。
皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します。
私はホモサピエンスと言うより雪男かイエティに属するのではないかと疑うくらい春夏秋は体調が悪く、冬は体調が良い生態。
年末年始は雪にまみれて元気に過ごしました。
といっても飯山では温泉に1度行っただけ。
後はどこにも出かけずのんびりとしたお正月を過ごしました。
雪かきの副産物でかまくらも作りました。
これが雪の庵。
小さいけれども一生懸命に雪を積み重ね作ったかまくら。
身の丈に合った世界を懸命に生き、充足していきたい。
そんな句です。
全体図
こうするとおにぎりっぽい。
ここ数年雪が少なかったのですが、今年の飯山はそこそこの積雪量のようです。
父が打った年越し蕎麦。
所属している蕎麦打ちグループの皆さんで種まきから製粉までしているというこだわりの蕎麦。
こちらは去年の蕎麦を今年8月に製粉したもの。
こちらは今年の新蕎麦。
どちらも美味しいけれども新蕎麦に比べ古蕎麦は酸味を感じました。
こうやって比べることで新蕎麦のどこが美味しいのかがより理解できました。
3人前食べる予定だったので色々薬味も用意しました。
みんなでお蕎麦を食べている時のマメさん。
仲間外れで怒っているのか目が座っている…
お蕎麦のお礼に包丁を研いだり、お風呂のタイルを磨いたり、炊飯器の保温機能も使わない疑似低温調理でチャーシューの作り方を伝授したりしました。
食べる時は両面を30秒ずつ軽く炙って食べます。
市川家名物引っ張りラーメン。
あとは簡易サウナに入ってインド発祥のリラックスできるトゲトゲマットで体調を整えたり。
上のオレンジ色の物が正規品(レベル2)。下は5分の1の価格の類似品。
こうすると正規品(左・オレンジ)と類似品(右・グレー)の違いが分かりやすいでしょうか。
この上に寝ると筋肉を弛緩しないと痛いので完全脱力せざるを得ず、結果リラックスできるみたいです。
針治療的な効果もあるとか。
私は裸で寝ており、見た目は割と拷問みたいですが。
この上で寝ていたらマメさんがお腹に乗ってきて実際拷問でした。
なまじ寝姿が可愛いものだから動くに動けず数十分…
呼吸も鼻呼吸で細く長くしないと痛いので自然とそうなります。
この呼吸を整えるという効果が、頭が瞑想状態になる理由の一つなのではないかと感じています。
20分くらい寝ていると胃がキュルキュルいって動いているのがわかり、空腹を感じたりもします。
良いか悪いかまだわかりませんが内臓関係にも影響があるようです。
40分くらい寝ているとこめかみの血管が繰り返し脈打ち、じんわり頭の緊張も緩んできます。
多分コツを掴むともう少し早くその状態になれるかと。
頭痛緩和のため針治療に通っている友人が鍼灸院でその存在を耳にしたらしく、私の頭痛に効くのではと最近これをプレゼントしてくれました。
本当にありがとう。
私は冬は元気なため効果が出ているかはいまいちわかりません。
しかし、血流が原因と思われる頭痛や怠さは緩和されたように思います。
動画編集で疲れた時にも良く使っています。
正規品を持っているのに類似品を買った理由は、生徒さんで私と同じく頭痛持ちの方がいるので勧めたい。
しかし、正規品は高いので勧めにくい。
お手頃価格の類似品ならどうだろうか、そんな理由で今回類似品を試しました。
夜はみんなで宴会。
焼肉を食べたりお鍋を食べたりしながら、わいわい近況を話して楽しい時間を過ごしました。
アマゾンプライムビデオで視聴できる、「パンとスープとネコ日和」(全4話)というドラマをみんなで見たりもしました。
このドラマは群ようこさんの小説をドラマ化したものです。
非常に私のツボにはまり、サウナに入る時やトゲトゲマットで寝る時にいつもこれを見て(聞いて)います。
タイトルにある通り猫が出てきて、それが若干うちのマメさんに似ているのも好きな理由の一つ。
あとは塩見三省さんや三石研さんといった男性陣が楽しそうなのがなんだか良い。
三石研さんは「ユリイカ」と言う映画で初めて見た時から何故か気になってしまう俳優さんです。
松重豊さんも同映画で知りました。
理由はわからないのですが、三石さんが笑っていると嬉しくなってしまう。
それは三石さんに限らずで、自分より年上の男性が幸せそうだと同じように感じてしまう。
自分の未来を重ねて見てしまうのでしょうか。
主役の小林聡美さんと伽奈さん、近所の喫茶店店長のもたいまさこさんと店員の美波さんコンビのやり取りも面白い。
特に伽奈さん演じるシマちゃんというキャラクターや、伽奈さんの演技自体に不思議な魅力が合ります。
少しだけ出てくる岸恵子さんも演技ではなく素から溢れる品の良さを感じ、立ち居振る舞いが洗練された人とはこういう方なのか、と感動しました。
4話のエンディングでベンチに座り1度だけ深く呼吸するシーンがあるのですが、何気ないその動作だけでも美しい。
加瀬亮さんのお坊さんの姿、訥々と物事を語る話し方が好きです。
それがリラックスしつつ身を正したくなる雰囲気を作りだし、小林聡美さんとお寺で話しているシーンは一幅の絵のようでした。
ドラマ内で使われる音楽も全て魅力的です。
その中で1-3話のエンディング曲「パンとスープとネコ日和」、4話のエンディング曲「この空の下で」に非常に惹かれました。
2曲共歌は大貫妙子さん 編曲はフラメンコギタリストの沖仁さんでびっくり。
めちゃくちゃギターがカッコ良い訳です。
こちら、大貫さんの公式チャンネルから2曲をご紹介させて頂きます。
「パンとスープとネコ日和」
「この空の下で」
かっこいいなあ。最高です。
エンドレスでずーっと聞いていたい。
大貫妙子さんはNHK教育テレビの「みんなの歌」と言う番組で人気だった「メトロポリタン美術館」を歌っていた方です。
子供の頃この番組が好きで一緒によく歌っていました。
子供時代楽器を習った経験は無いのですが、この番組が私の幼少の音楽経験だったのかもしれません。
特に好きだったのが
まっくら森/谷山浩子
メトロポリタン美術館/大貫妙子
小さな木の実/大庭照子 ジョルジュ・ビゼー作曲 石川皓也編曲 海野洋司作詞
の3曲です。
小さな木の実についてはまた今度話題にすると思います。
大貫さんはそんな思い出の曲の一つを歌った方。
なんだか子供の頃の友人に、大人になって偶然出会ったような、不思議な感覚でした。
最終話である4話のエンディング。
出演者が「この空の下で」に合わせてある事をするのですが、そこが最高なので見られる方はドラマと共にぜひご覧ください。
特に伽奈さん(役名シマちゃん)が凄く良い味を出していて魅力的です。
ただ、アマゾンプライムビデオでは2025年1月22日くらいにひとまず配信終了となってしまうみたいです。
残念。
だから今購入するか迷っています。
私にとっては好きなものが詰まっている、そんなユートピア的ドラマ。
家族で「この猫マメに似てるね」「今度各自でサンドイッチとスープを作ってサンドイッチ大会をしよう」などと感想を言い合いながら視聴したのはとても良い思い出となりました。
体調管理のため小麦食品は控えるようにしていますが、元気な冬の時期はそこそこ食べられるのでみんなを唸らせるサンドイッチを作ろうと燃えています。
アボカドサーモンチーズサンド
照り焼きマヨサンド
唐揚げカレーソースサンド
当たりを考えています。
アボカドサーモンならスープはボリューミーに。
照り焼きや唐揚げならスープはさっぱりと、と組み合わせを考えるのが楽しいです。
他にも作曲家ゴドフスキーがバッハのBWV1001をピアノ版に編曲したものを楽譜を読みながら聞きまくっていたのですが、それはまた今度書くことにします。
そんなお正月を過ごし、実は3日には帰ってきて4日から仕事をしつつ動画編集を頑張っていました。
発表会の動画編集は残すところあと1つ。
作業中、ずーっとこの編集をする意義を考え、自分の中のネガティブな部分が常にそれを否定してくるのですが、自分が何か月か考え決めた事。
やり遂げたいと思います。
ベランダの可燃ごみは忘れずに捨てられました。
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